カルビーポテトチップスの白黒パッケージとナフサの関係

カルビーポテトチップス 白黒パッケージ 生活

カルビーポテトチップスの白黒パッケージが、ナフサとどう関係するのか。
「インクの話なのに、なぜナフサが出てくるの?」と思った人もいるかもしれません。

結論から言うと、パッケージ印刷に使うインクの材料に、ナフサ由来の石油化学製品が関係しているためです。

背景にあるのは、ナフサ由来原料の調達不安定化です。ナフサは、印刷インクに使われる溶剤や樹脂などの上流原料にあたります。そのため、ナフサ由来原料の供給が不安定になると、パッケージ印刷に使うインクの調達にも影響が出ます。

ポテトチップスの袋は、包装用のフィルムに商品名、写真、背景色、ロゴなどを印刷して作られています。この印刷に使うインクには、色を出す成分だけでなく、フィルムに定着させるための樹脂や溶剤なども含まれます。

流れを簡単にすると、次のようになります。

原油 → ナフサ → 石油化学製品 → インクの溶剤・樹脂など → パッケージ印刷

つまり、ナフサはパッケージ印刷に使うインク材料の上流にあります。

カルビーは、中東情勢の緊迫化に伴う一部原材料の調達不安定化を受け、一部商品のパッケージに使う印刷インクの色数を2色に変更すると発表しています。対象はポテトチップス、かっぱえびせん、フルグラなど計14商品で、2026年5月25日週から順次切り替えられる予定です。

なぜカラーから白黒にすると効果があるのか

単純に言うと、カラー印刷よりも白黒2色のほうが、必要なインクや材料の種類を減らせるからです。

通常のカラー印刷では、赤、黄色、青、黒など複数の色のインクを使います。色ごとに必要な材料があるため、ナフサ由来原料の調達が不安定になると、インク材料の確保にも影響が出やすくなります。

カルビー ポテトチップス カラーパッケージ

一方、白黒2色にすれば、使うインクの色数を減らせます。必要な材料を絞れるため、従来のカラー印刷よりも対応しやすくなります。

カルビー ポテトチップス 白黒パッケージ

関係を整理すると、次の3段階です。

1. 原因
ナフサ由来原料の調達が不安定になる。

2. 影響
インクに使う溶剤や樹脂などの材料にも影響が出る。

3. 対応
使う色を白黒2色に絞り、印刷に必要なインク材料を減らす。

要するに、ナフサ由来原料の調達不安定化がカラー印刷用のインク材料に影響したため、カルビーは使う色数を減らす対応を取ったと考えられます。

まとめ

カルビーポテトチップスの白黒パッケージとナフサの関係は、印刷インクの材料にあります。

ナフサ由来の石油化学製品は、パッケージ印刷に使うインクの溶剤や樹脂などにつながります。カラー印刷では複数のインクを使うため、インク材料の調達が不安定になると、従来の色数で印刷しにくくなります。

つまり、ナフサ由来原料の調達不安定化によってカラー印刷用のインク材料を確保しにくくなったため、使う色数を減らして白黒2色にしたということです。

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