ナフサ不足がコンタクトレンズにも影響する理由

ナフサ不足 コンタクト 生活

ナフサ不足は、コンタクトレンズにも影響する可能性があり、値上げや一部商品の品薄・欠品につながるおそれがあります。

理由は、コンタクトレンズにもナフサ由来の石油化学製品が関係しているからです。

コンタクトレンズ本体には、高分子素材が使われています。さらに、レンズを入れるブリスター容器、包装フィルム、保存液の容器などにも、プラスチック系の素材が使われています。

そのため、ナフサ不足で石油化学原料や包装資材の価格が上がると、コンタクトレンズの製造コストにも影響が出る可能性があります。

コンタクトレンズで関係するのは、主に次の部分です。

関係する部分ナフサとの関係
レンズ本体高分子素材・樹脂系素材が使われる
ブリスター容器プラスチック容器
外箱・包装フィルム包装資材
保存液の容器プラスチック系容器
配送石油・燃料コストの影響を受ける

つまり、ナフサ不足の影響は、コンタクトレンズ本体だけでなく、容器や包装にも出やすいです。

一部で品薄の可能性

ナフサ不足によって、コンタクトレンズが品薄になる可能性はあります。
ただし、影響が出やすいのは、すべての商品ではなく、一部の商品や一部の度数です。

理由は、コンタクトレンズ本体の素材や、ブリスター容器、包装フィルムなどに、ナフサ由来の石油化学製品が関係しているからです。

特に影響を受けやすいのは、乱視用、遠近両用、特殊な度数のレンズです。

これらは度数や種類の組み合わせが多く、もともと在庫が分散しやすい商品です。
ナフサ不足で原材料や包装資材が不足した場合、メーカーは需要の多い商品を優先して生産する可能性があります。

そのため、乱視用、遠近両用、特殊な度数のレンズは、品薄や欠品の影響を受けやすくなります。

さらに値上がりする可能性がある

今後、コンタクトレンズがさらに値上がりする可能性はあります。

理由は、コンタクトレンズにナフサ由来の素材や包装資材が関係しているからです。
ナフサが不足すると、石油化学原料、樹脂、プラスチック容器、包装フィルムなどのコストが上がりやすくなります。

コンタクトレンズは、レンズ本体だけでなく、1枚ずつ入っているブリスター容器、包装フィルム、外箱なども必要です。そのため、ナフサ不足で原材料や包装資材の価格が上がると、販売価格にも反映される可能性があります。

実際に、コンタクトレンズでは、原材料費、包装資材費、物流費などを理由に価格改定が出ています。こうしたコスト上昇が続けば、今後も値上げされる可能性があります。

どのくらい値上げする?

値上げ幅は商品や販売店によって変わりますが、過去の価格改定例では、1箱あたり100円〜200円程度の値上げが案内されています。

たとえば、メガネスーパーの価格改定では、クリアタイプ使い捨てコンタクトレンズ全品について「1箱あたり100円〜200円程度」とされています。

そのため、今後も同じようなコスト上昇が続いた場合、1箱あたり数百円程度の値上げが起きる可能性はあります。ただし、必ず100円〜200円ずつ段階的に上がるという意味ではありません。

ただし、買い方によって負担感は変わります。

買い方1箱100円〜200円値上げされた場合の負担増
片目1箱だけ買う100円〜200円程度
両目で2箱買う200円〜400円程度
3か月分まとめて買う600円〜1,200円程度
家族で使っている人数・購入箱数に応じて増える

これは、過去の価格改定例をもとにした試算です。
今後も同じ幅で段階的に値上がりするという意味ではありません。

コンタクトレンズによって影響度合いが変わる?

変わります。

特に変わるのは、次の3つです。

  1. 素材
  2. レンズの種類
  3. 度数の特殊さ

シリコーンハイドロゲルなどの高機能素材を使ったレンズは、素材コストの影響を受けやすい可能性があります。シリコーンハイドロゲルは、ソフトコンタクトレンズに使われる高酸素透過性の素材です。

また、乱視用や遠近両用は、近視用レンズより種類が細かくなります。
種類が細かい商品は、原材料や包装資材が不足したときに、在庫が薄くなりやすいです。

使っているレンズ影響の受けやすさ
近視用ワンデー比較的安定しやすい
2ウィーク値上げの影響はあり得る
乱視用品薄・取り寄せ遅れに注意
遠近両用品薄・値上げの影響を受けやすい
シリコーンハイドロゲル素材コストの影響を受けやすい可能性
カラコン商品による。包装・物流の影響はあり得る

まとめると、普通の近視用レンズよりも、乱視用、遠近両用、高機能素材、特殊な度数のレンズのほうが影響を受けやすいです。

まとめ

ナフサ不足は、コンタクトレンズにも影響する可能性があります。

理由は、コンタクトレンズにナフサ由来の石油化学製品が関係しているからです。
レンズ本体の素材だけでなく、ブリスター容器、包装フィルム、保存液の容器などにも、プラスチック系の素材が使われています。

品薄については、すべての商品で起きるというより、乱視用、遠近両用、特殊な度数のレンズで起きやすいです。これらは種類が細かく、在庫が分散しやすいためです。

値上げについては、過去の価格改定例では、1箱あたり100円〜200円程度の値上げが案内されています。ただし、今後も同じ幅で段階的に値上がりするという意味ではありません。

仮に1箱あたり100円〜200円値上がりした場合、両目で使う人なら1回の購入で200円〜400円程度、年間では数千円の負担増になる可能性があります。

使っているコンタクトレンズによって、影響は変わります。
特に、乱視用、遠近両用、高機能素材、海外メーカー品を使っている人は、早めに在庫を確認しておくと安心です。


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